保護犬ピアがやってきました

 

本日は杏奈と私にとって特別な日。

2021年11月に千葉県の九十九里浜で見つかった保護犬のピアちゃんが、我が家にやってきました!これから1か月トライアルとして一緒に過ごしてみて、問題がなければ正式に我が家の一員となる予定です。杏奈はこの日に備え、慣れてないDIYで桐の板と柿渋という天然塗料でエサ台を作りました。なかなかいい出来です。

これから少しずつ仲良くしたいと思っています。

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保護犬のピアちゃん

私はもともと犬に興味がありませんでした。

2021年夏に、飼い主が急遽入院してしまい、行先のなくなったミニチュア・ダックスフンドのキャンディーを3か月預かった経験が大きく価値観を変えてくれました。

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預かり犬のキャンディー

私は家でも仕事をすることが多く、キャンディーが来るまでは、完全な休みの日は少なくリラックスすることが下手でした。ところが、キャンディーを撫でていると、とってもリラックスしてしまい、撫でながら眠くなることがしょっちゅうありました。

 

また、キャンディーが真夜中に下痢・嘔吐をしてしまったことがあったのですが、杏奈と二人で右も左も分からぬままお世話をしたことで、キャンディーの存在がとても大切になり、ペットを飼っている人たちが「ペットではなく家族だ」という意味が初めて分かるようになりました。

 

散歩をすることで、杏奈と二人で歩くことや、近所の子ども達、犬の散歩をしている人たちと話す機会がぐっと増えました。

 

たったの3か月でしたが、愛着がわき、飼い主さんにお返しするときには杏奈は大泣きでした。キャンディーがいる間は、毎日がバタバタだったのですが、楽しくて、学ばせてもらうことが多く、散歩もするから健康的で、思い返してみて犬がいることで困ったことはほとんどありませんでした。今後、コロナの状況が落ち着いたら旅行にも行きたいという点が心配でしたが、預かってくれる友人もいるということで、保護犬を飼うことに決めました。

 

保護犬についても少し書きます。

日本で令和2年度に自治体に引き取られた犬は年間27635頭、返還・譲渡されたのが24199頭、殺処分になったのが4059頭と報告されています。

環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理]

犬を殺処分にしないために、ボランティアで関わっている方がたくさんいるということも初めて知りました。

人が犬を飼いだしたのは、1万年以上も前と言われているそうです。犬は人を噛むことで、狂犬病という発症すると致死率がほぼ100%の感染症をうつす可能性があるという理由から、日本では全ての飼い犬が登録され人間に管理されています。

そこまで人間が管理してきた犬が、人間の都合で殺処分になっているという現状を知り、さらにその背景には、ペット産業が大きく関わっていることから、杏奈はペットショップからは犬を買わないと元々宣言していました。(ペットショップで私が犬をかわいいといって見ていたところ、その背景にどんな現状がありうるのかを説明されて怒られました)

 

色々調べたみたところ、ちばわんという犬猫の保護団体さんのホームページにたどり着きました。月間の収支もすべて報告されていて、それぞれの保護犬の情報もしっかりと掲載されていたことから、信頼できると感じ、このサイトで紹介されていたピアちゃんと出会うことができました。

ちばわんホームページ

 

ピアちゃんのトライアルにあたっても非常に丁寧かつ犬のことを最優先に考えている対応をしていただき、安心してスタートできました。

これからの新しい毎日、楽しく過ごしたいと思います。